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執筆者の写真米田真希子

Arigato Sesc Bauru!!


Wonderful stuff and audience !!!

新しい出会いに乾杯!!

今回は、CD録音トリオではなく、新しいドラムとのトリオ。

マルシオがこの日無理だとわかった時、ジャミールが「どうしても!」と呼んだのが彼、アラン・ポンテス。

きっと、ブラジル音楽マニアの人たちには知られているのだろうけど、日本にもレイラ・ピニェイロ、エジ・モッタ、もう一人大物と、、、でも忘れた!と来日しているらしいので、そのレベルは想像が出来るよね。

ジャミールの音楽センス全てに信頼を置いている私だから、彼が「こいつは本当に凄い!」といったら疑う余地は全くない。。「創造力、繊細さ、責任感、人間の良さ、全てがいい!」だって💚

とはいえ。。

私は大事なセスキのライブの1日前に「初めまして」な訳で、しかも、その日は、ブラジルのサッカーの試合の日。ブラジルの全てが止まり、人がソワソワして落ち着かず、騒音だらけになる日。。。

絶望的な感じで、「成るように成る!」状態だったけれど、なんとか、5時間くらいはリハーサルが出来て、23時過ぎにリハ終了。

当日は朝10時に出発して、16時半現地着。

いつも大問題のピアノも、今回は抱きつきたいほどバッチリ。何度も何度もお願いした甲斐があったか。。

音のチェックなどのリハーサルが終わったのが19時半!20時から本番じゃん!30分しかない!

「髪の毛、くるくるに巻かなきゃ」、「化粧しなきゃ」、「洋服変えなきゃ」!

緊張で心臓がばバクバクしてたんじゃなくて、忙しすぎて、心臓がバクバクいってた(苦笑)

そんな心臓音を感じながら、目の先には何があったかというと。。

お客様!!お客様の列!

きゃ、お客様がいらっしゃる!

よかった〜〜〜〜〜(ホーーーーーー)

セスキのアナウンスが流れ、いざ、会場へ!と歩き始めた途端、靴が壊れた。。ヒールがこけた。。しかも二つとも。。なんてタイミング!!(大笑)

しゃーない!私、素足で会場に登場!(会場寒くて、足が冷たい。。。。)

リハーサルの時はどうなるかと思った舞台上の音もしっかりしてて、集中して始められた。 音響さんは、今回も私が選び、セスキまでスタッフとして同行。

私にとって、音響さんはもう一人の大切なミュージシャン。私たちが一生懸命演奏しても、生音では会場には届かないわけだから、必ず、音響を通して、お客様に音が届く。その音の良し悪しでコンサートの良し悪しが決まると言って良いと思う。

だから、本当に大切。

とにかく音に集中して、自分に正直に、自分の中に聞こえてくる音に正直に弾いていって、3人で一緒に創っていった。

3人で演奏は初めてだったけれど、100%信頼して、楽しんで、よく、よく相手の音を聞いて。相手の音を大事にして。

コンサートが終わった後、ドラムがベースに「なんだか、凄くなかったか?この俺たちが創った音。。」ってボソっと言ってるのが聞こえた。「真希子のせいだよ、真希子」って、ベースが言ってた。

聞いてないふり。でも、「にたっ」。

私たちが先に会場から出て行ったのだけれど、きっとほとんどすべての人たちが挨拶をしにきてくださった。

「ありがとう、ありがとう。今日のコンサートはまさにプレゼントだわ!」

ほとんどの人がそう言って、すごい愛情たっぷりの邑楽で来てくださった。。

その喜びの邑楽が半端なくて、私はずっと感動で泣きながら、笑いながらの対応だった。

なんと言ったらいいのか、わからない。

きっと、すべてのミュージシャンが、この瞬間にものすごく感謝しているはず。

好き勝手なことやらせてもらって、お客様に足を運んで頂いて、お金を払って頂いて、きっと一番自分が楽しんでいるのではないか!という時間を過ごさせて頂いて、その後、「ありがとう」と言って頂ける。

ちょっと普通ではない。

ありがとうというのは、私の方なんです。本当に。本当に。

感謝!

正直な話。は、できないけれど、、、

このセスキのコンサートは一生忘れないコンサートの一つになると思う。

とにかく、大変だった。

ブラジルで本気で仕事をしていくのって、まだまだ、私にはしんどい。

もう、なめろうになってる気分。叩かれて、刻まれてっていう気分。

でも、このコンサートの為の「初旅」で得たもの、たくさんあった!

ベーシストとの信頼関係。2016年の9月に出会って以来、回を重ねるごとに深まっていく。

本当にありがたい。

そして、今回とっても感じたのが、音が一つになるっていう事。龍に一緒にまたがって、旅をしている感じ。

あ、その前に!!!

ちょっと、凄すぎた!ジャミールの演奏。凄すぎた!!!なんじゃーありゃ!ははははははは!!

みんなに聞かせたい!ダイアモンドの原石みたいな音楽。火を火起こしから起こしたような感覚。

へへ、ごめんね、言葉が見つからない。わからないよね。

終わってから、なめろうは、音楽以外のことで、さらに細かく刻まれたけれど、気にしない。

気にしないっているのは嘘だけど、私は、とにかく人を大事に、これからも真面目に仕事していく。

また一つ経験させていただきました!

ありがとうございます😊

一面に。

文化面のトップにドッカーン

左から。ベース:ジャミールジョアネス、私、アランモンテス

このピアノは素晴らしかった!

このトリオでは初めて。前日のリハが初顔合わせ。

待って〜〜〜〜

チームワークばっちり!

このバーがまた素晴らしかった。

「見たかったのよ!」と、記事の事を教えてくれたのはこのオーナーの方達。

一部を文化活動に開放したり、Sesc演奏者は特別サービスだったり。。

この方達の人柄がほんとーーに現れているお店でした。

また行きたい!!


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